ゼロイチ起業ノート

スタートアップ、スモールビジネスを問わずにゼロイチ起業に挑戦、成功する人を増やすことで日本において起業という選択肢を当たり前にすることが究極的な目標です。

「既にある」サービスで成功するための3つのアプローチ

最近は新規事業の開発、お手伝いしてくれる人との面談、子育てなどがあり、ブログ更新が途絶えてしまいました。起業の相談を受けて、アイディア出しをしていると「それって既にありますよね」ってところで思考を止めてしまうケースが結構あってもったいないと思っています。

このつぶやきの通り、世界的に成功しているサービスも、「世界初の〜」だったわけではなく、既にあるサービスに極めてよく似たものだったりします。今回は「既にある」を超えて成功した3つのアプローチについてメモとしてまとめておきます。

 

1.技術力でよりよいものを作る

今では大多数の人がgoogleの検索エンジンを利用していますが、googleも世界初の検索エンジンだったわけではありません。

www.seojapan.com

googleが検索エンジンを作ろうとした時には既に、yahoo、Excite、infoseekなど既に成功を収めた企業が検索エンジンを提供していました。これらの企業はユーザーが最初に訪れるニュースなどを配置したポータルサイトを提供しており、その機能の一部として「検索窓」を提供していました。余談ですが、僕が中学生の時に初めてインターネットに触り、Googleにアクセスした時は検索窓しかなくて、「ニュースないじゃん」と思ったのを覚えています。

googleはこれらの「既にある」検索エンジンに対して、技術力でよりよいものを作ることで着実にシェアを奪っていきました。

 

2.ターゲットを変える

facebookはなお成長を続けていますが、facebookも世界初のSNSだったわけではなく、friendstarとMyspaceが先行していました。中でもMyspaceの勢いが強く、wikipediaによると2005年時点ではMyspaceのPVがGoogleのPVを上回っていたとのことです。

ソーシャル・ネットワーキング・サービス - Wikipedia

facebookは先行するMyspaceなど他のSNSに対して、「ターゲットを変える」ことで小さな市場を独占し、その領土を拡大することで成功したと言われています。有名な話ですがfacebookは当初、ハーバード大学の学生限定のSNSでその後、ボストン地域のアイビーリーグの大学、スタンフォード大学へと対象を拡大することでSNSとしての地位を高めていきました。その後の歴史については皆さんが知っているとおりです。

 

3.プラットフォームチェンジを利用する

プラットフォームが変わる時は大きなビジネスチャンスであり、これを利用することで成功した事例の一つがメルカリだといえます。個人間のCtoCのビジネスとしては、既にヤフーオークションが先行しており、多くの人が利用していました。一方でヤフーオークションはPCに最適化されたものでしたが、メルカリが生まれた2013年にはスマホの普及率は60%を超えており、多くの人がスマホ経由でインターネットに接続していました。

 

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画像引用:総務省|平成27年版 情報通信白書|インターネットの普及状況

プラットフォームが変わるタイミングで、対象となるプラットフォームに最適化することで先行事例に勝つことができるということを、メルカリ創業者の山田さんは強く意識しているように思います。

PCだとヤフーが勝者で、もう絶対に誰も勝てなかった。これがスマホっていう新しいデバイスの上だったら、C2Cをやることで全然違ったプラットフォームが作れるかなと思うんです。

ユーザーのスマートフォンのホーム画面を取れるか、自社アプリのアイコンを置いてもらうことができるかというのは重要です。枠数が決まったホーム画面ですが、いったんそこにおいてもらうことができれば、そこからいろんなサービスが展開できます。 

hrnabi.com

先行する大企業を恐れない

いずれの事例も既に大きな成功を収めた企業がある中で後発ながらも大きな成功を収めた事例になります。下記のブログエントリーでも書きましたが、大企業といっても、新規事業に潤沢に予算も人もつぎ込めるわけではなく、後発の企業を潰すためだけに全力は尽くせません。

blog.zerotoone.jp

もし自分なりにニーズを掴み、サービスとしていけるかもと感じたのであれば先行する大企業を恐れずに、上記3つのどのアプローチに当てはまるのか、まずは考えてみるといいのかなと思います。もちろん考えた末にやっぱり先行する企業と戦うのは難しいと考えるのであればそれは大事な決断といえます。重要なのは、思いついたアイディアに対して「既にあるから」と思考を停止するのではなく、一歩踏み込んで考えることができるかどうかです。

最後に

多くの人がサービスを考える時に、先行する事例をみて「既にあるからな〜」とせっかく面白い発想をしているのに考えるのを辞めてしまうのは非常にもったいないと感じています。多くのサービスは「既にあるもの」を「少し」変えたケースが少なくありません。その「少し」の差が上記で見てきたように大きな差になるので、ぜひアイディアを思いついたら一歩踏み込んで考えるというのを実践してほしいなと思います。