ゼロイチ起業ノート

スタートアップ、スモールビジネスを問わずにゼロイチ起業に挑戦、成功する人を増やすことで日本において起業という選択肢を当たり前にすることが究極的な目標です。

GameWith上場から考える狙い目のメディア領域の見つけ方

5月30日にゲーム攻略記事サイトのGameWithが上場承認されました。

www.itmedia.co.jp

2013年9月のオープンからわずか3年半で上場と、とんでもないスピードで成長しています。今回は前々から考えていたメディア領域での狙い目の新規領域の見つけ方について、GameWithの上場に合わせて整理したいと思います。なお狙い目の新規領域とはいってもこのGameWithのように上場する規模まで狙えるという意味ではなく、あくまで需要はあるけど供給が遅れているので事業化のチャンスがあるって意味で捉えてもらえればと思います。

 

なおブログから起業までについてはここでも詳しく書いたのでぜひ読んで下さい。

blog.zerotoone.jp

 

 

月間PV8.9億、売上10億、営業利益4億の高収益企業

GameWithの直近の数値が明らかになっていますが、かなりの高収益企業です。直近の第4期は3Qまでの数字ですが、売上10億円、営業利益4億円となっています。月間PVは8.9億、月間ユーザー数は4176万人、1ユーザーが月間20PV以上とかなり粘着性の高いメディアであることが伺えます。

売上10億円のうち、5億円がいわゆるgoogleアドセンスでの収益であり、コードを取得して貼っておくだけでOKという手離れがかなりいい収益となっています。タイアップ記事などもあるようですが、アドセンスの収益が半分以上となっており、積極的に営業する必要のないビジネスモデルがゆえの高収益と推測されます。

なお、この領域ではgunosyが買収したゲームエイトや、ナイルの運営するappliv、Appbankがありますが、GameWithはその中でも一歩抜き出た実績になっていそうです。ちなみにゲームエイトは2016年夏時点で月間1億PV、applivは2015年4月と古い数字ですが、月間ユーザー数600万人突破とのことです。GameWithの月間PV8.9億、月間ユーザー数4176万人の数字の凄さが改めてわかります。

 

ゲーム攻略wikiは儲かるとネット上では話題だった

2ちゃんねるなどを中心に、ゲームの攻略wikiの管理人がやり方を披露するのがはやった時期がありました。

kasegeru.blog.jp

このようにゲーム攻略のwikiは儲かると個人間では話題になっており、実際に高い利益をあげた個人もいたようです。このゲーム攻略wikiとGameWithのビジネスモデルは基本的には同じモデルとなっています。個人が副業的に取り組んでいたゲーム攻略wikiを真面目に事業として取り組むとここまでの規模の事業に成長することをGameWithは示しています。

 

ゲーム攻略wikiから考える狙い目のメディア領域の見つけ方

結論から言ってしまえば、「法人があまり参加しておらず、個人のメディアで情報提供されている領域」が狙い目となります。この領域はユーザーの情報に対するニーズはあるものの、事業として供給がないために個人がブログやSNSで情報提供している領域になります。

このような個人がブログなどでマネタイズしている領域に対して、個人のメディア以上に高いクオリティもしくは差別化された価値を提供することで、事業化を狙うという戦略になります。

近年ではブログ、note、オンラインサロンなど様々な方法で個人がマネタイズすることが可能となっており、事業として魅力的かどうかもなんとなく推測できるようになっているように思います。

僕らが創業した就職活動の情報メディアも当時はあまりなく、就職情報をブログで収集するのが特に高学歴学生の間では流行していました。そのためいくつかのブログを見た上で自分でもブログを行い、いけそうだと判断したタイミングで起業することに決めました。

blog.zerotoone.jp

ちなみにこの領域で個人の領域を殴り込みに行く上では、当然、その個人が提供しているものよりも高い価値を提供する必要があります。なんか儲かるらしいから真似してメディア化してみよーって考えだと、個人のブログに瞬殺されます。現在は誰でも発信できる時代であり、専門家や専門家ではないが知識レベルは同等といった人がブログやSNSで発信している時代です。メディア事業をやるのであれば上記の過去ブログの通り、まずは自分自身でブログなりSNSで情報発信を行い、ある程度の仮説検証を終えた上でやると調達せずとも安全に事業化することができるかと思います。

 

僕が狙い目だと思って検討したメディア領域

「法人があまり参加しておらず、個人のメディアで情報提供されている領域」という観点で僕が参入を検討したメディア領域について紹介します。以下の領域は全て検討したものの、僕自身の知識不足やモチベーション不足で事業化してまで参入に至らなかった領域になります。

①投資・金融関連のメディア

実はUnistyle株式会社を設立する前の社会人時代には、就職活動情報を提供するブログと並行して、投資・金融関連のブログも運営していました。もともと、FXや投資などが好きで、総合商社時代の所属も金融部門だったことから自然とこの領域での情報提供をしてみようと思いました。実際に僕自身も個人の投資ブログを参考にしたりしていたのでこの領域でメディアを提供するのはなんとなく面白いかもと思っていました。

しかし僕自身の知識不足からくる提供する情報に対する自信のなさなどから、徐々にモチベーションを失い、この領域ではやらないと判断しました。

金融系メディアでいえば、2013年に設立されたZUU onlineが事業化に成功しています。現在のところ、金融関連でここまで大規模に情報提供できているメディアはZUU onlineのみではないでしょうか。

zuuonline.com

 

②首都圏の居住用マンション関連メディア

最近僕自身もマンションを購入したこと、もともと不動産には興味を持っていたことからこの領域も参入を考えたことがあります。この分野も個人の情報提供が進んでおり、僕もTwitterでフォローしている「のらえもん」さんはブログやTwitterでの情報提供が実績となり書籍まで発売しています。 

専門家は絶対に教えてくれない!  本当に役立つマンション購入術 (廣済堂新書)

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この領域ではマンションノートがうまく事業化しているようです。最近はあまり話題を聞くことがないのですが、参入している法人も少なく、マンション口コミというCGMのネットワーク効果の効きやすい事業のため先行であるマンションノートに有利だと思っているのですが実際のところはどうなんでしょうか。

www.mansion-note.com

 

③スタートアップ関連の分析系メディア

この分野は時々、noteなどを買って読んでいる梅木雄平さんが個人としてポジションを確立しています。THE BRIDGEやTechCrunchはニュースサイトという位置づけで、更に一段深く掘り下げた情報を提供するスタートアップ関連のメディアはちょっと思いつきません。

僕自身のブログもこのポジショニングを狙おうかどうしようかってのは50記事書いた上で考えようと思っています。今のところは個人としてメディア運営もできるという、メディア運営の再現性を証明すること、起業から事業売却までの思考をアウトプットで整理することを目的に行っています。

この領域での事業化はまだ思い当たらないので誰かやりたい方がいればぜひ取り組んでもらえればと思います。

 

最後に

だいぶ話が脱線してしまいましたが、個人がメディアパワーを気軽に持てる現代では、個人のブログやSNSに注目することで需給バランスの崩れた領域を探すことができると思っています。もちろんそのバランスが埋まるスピードが早くなっている、かつバランスの崩れた領域がどんどんニッチ化しているように感じます。ニッチな領域でも、ハゲに関する情報を提供するメディア「ハゲラボ」を運営していたゴロー株式会社が、10億円以上で買収されているように、狙い目の領域はまだまだあるように思います。

hagelabo.jp

これをきっかけにメディア立ち上げて成功する人が出てくればうれしいので参考にしてみてください。