ゼロイチ起業ノート

スタートアップ、スモールビジネスを問わずにゼロイチ起業に挑戦、成功する人を増やすことで日本において起業という選択肢を当たり前にすることが究極的な目標です。

起業で失敗しないために実践した7つのこと

僕も共同創業者もむやみやたらとリスクを取るのを好まみませんでした。そのため必然的にリスク少なく失敗しないような選択をしていたように思います。成功の要因を1つに絞ったり明確にするのは難しいけど、失敗する要因はかなり明確だから、成功のためには失敗する要因を極力減らすってのは2chの創始者であるひろゆき氏の言葉で、個人的には共感できます。

成功する企画と失敗する企画と成功させる方法論 : ひろゆき@オープンSNS

今回は僕らが起業で失敗しないために実践した7つのことについて振り返ってみたいと思います。

 

1.自宅兼オフィスで出費を抑える

オフィス賃料ってスタートアップだとかなり馬鹿にならない金額がかかります。東京都内だとマンションの1室みたいなとこでも月20万円ぐらいかかるのが普通で、儲かるかもわからない創業期にはかなり辛い固定費となってビジネスを圧迫します。

僕と共同創業者は2人で家賃10万円ちょっとぐらいの2LDKを自宅兼オフィスにして費用を抑えてました。

僕も個人的に知り合いで既に数十億円の調達を行い、スタートアップ界隈の中でも注目度の高いラクスルも、最初は自宅でサービス開発を行っていたようです。

www.sanko-e.co.jp

2.VCからの資金調達はせず100%自己資金

「起業」というと資金調達のためにVCから投資を受けて、世界を変えるようなサービスを作るって感じでスタートアップをイメージすることが少なくありません。VCからの資金は返済の必要のないお金だし、リスクが少ないと思っている人も多いかもしれませんが、VCを入れることは大きなリスクにもなりえます。

VCのビジネスモデルについてはこの辺の記事が詳しいので、もし起業するのであれば読んでおくことをおすすめします

さらに、VC(ベンチャーキャピタル)は、ファンド期限というものがあります。要は、VCというのは、いろいろな人からお金を集めて、それをベンチャーに投資をして、10年後にリターンを返す、みたいな流れなのですね。となると、いつまでも待ってるわけにはいかない、というビジネスなのです。

thefirstpenguin.jp

 

medium.com

 

VCから資金を調達すると、VCにとって意味のあるイグジットになるように、短期的な成長のために無理を強いられ、小さく事業を営んでいれば成功するのに無理なリスクを取らざるを得ないことも少なくありません。

資金調達せずに成功している起業家による対談が下記でまとまっていたので、これも読んでおくと面白いです。

logmi.jp

 

個人的に、VCから調達する時は勝ちパターンおよび資金の投下先が明確に見えていて、さらに資金が圧倒的に足りない時じゃないと怖くてできないなと思っています。

3.もちろん銀行借り入れはしない

銀行からの借入はさらにありえないです。いくら金利が低いとはいっても、基本的に会社の借入には創業者の個人保証が必要になり、返さなくてはいけないお金になります。成功する前提で多額のお金を借り入れて、万が一失敗してしまったとしたら、再挑戦が難しい借金を返すために働く生活になってしまいます。

www.ag-tax.or.jp

資金調達も銀行借入もせずに起業するために、僕はサラリーマンの時に結構貯金しました。僕自身は奨学金も借りていたのでその返済原資も含めると4年弱のサラリーマン生活で700万円ぐらい貯金してそれを原資に起業しました。そのために社会人3年間は学生時代とあんまり変わらない節約生活を送っていました。

4.起業する前からブログとSNSでターゲット顧客を獲得済み

こちらのブログで書いたとおり、起業する前からブログとSNSでターゲットとなる顧客をかなり抱えている状況でした。

blog.zerotoone.jp

 

広告費をかけずともブログとSNSでついてる顧客の数%がサービスを利用して、ブログで行っていたアフィリエイト広告も含めて実施すればある程度の売上が見えていました。もちろん起業前の甘い想定よりも全然低い数字だったりして試行錯誤する必要がありましたが。。。

 

 5.利益率が高くすぐに儲かる事業をはじめた

僕と共同創業者はかなり慎重派のようで、利益率が高くすぐにキャッシュが入るビジネスから慎重にはじめました。Web系スタートアップのトレンドだと、ECでもWebメディアでも赤字に耐えながらもユーザーをたくさん集めて損益分岐点を超えるというビジネスモデルが主流です。

僕らはすぐにキャッシュインする事業として完全クローズドなWeb上の有料コンテンツを事業の柱にして、初年度から黒字が出るようにしてました。ユーザーがある程度集まってから一部を開放して、最終的に完全無料会員登録で全て使えるサイトに時間をかけて変化させてきました。

最近のスタートアップの多くを見ていると、「利益がでなくていい」って考えているところも少なくないなーと思い、そこには結構違和感を感じています。会社としてちゃんと利益を出しながら、試行錯誤することも経験上大事なんじゃないかなと思っているからです。

6.最初は外注だけど後からプログラミングを独学して開発を巻き取る

僕らは総合商社と証券会社の2人が立ち上げたWebサービスの会社で、2人だと作れないから最初は外注で立ち上げたという今考えると、なんとも失敗の香りがぷんぷんする会社でした。だからこそリスク少なく失敗しないように慎重に会社運営をしてこれたのかもしれないなと最近は前向きに考えていますが笑

僕らに外注するためのプロジェクトマネジメントのスキルもなく、最初に外注した先のプロジェクトはかなり炎上しました。次に外注した先はよかったのですが、やっぱり外注だとスピード感を持ってサイトの変更ができないこと、何か必要な機能があって開発をお願いするとそのたびにお金がかかることから、自分で勉強して開発を全て内製化することを決意しました。

勉強の期間は1年間くらいで、外注先からソースコード貰って、本買って、動画で学べるプログラミング講座のドットインストールが始まったりしたのでそれを見て学びました。

http://dotinstall.com/

1年後から運用を全て自分たちで賄うようになり、様々な機能をおぼつかない感じながら開発することで、結果としてかなり売上が伸びて売却できるぐらいの売上規模まで伸びました。あの時、内製化する決断をしてなかったら多分、会社はうまくいかなかったんじゃないかなと今では思ってます。

最初からエンジニアと一緒に創業できたり、自分が書ける状態で会社を始めるのが理想ですが、そうも言ってられない時は外注しながらも自分で内製化する気合があるといいのかなと思います。

7.同業他社のいいものは徹底的にパクる(TTP)

僕らが創業した2011年前後に、ニッチなユーザー向けの情報提供サイトが結構立ち上がっている時期でした。僕らとしてもベンチマークする同業の会社がどんなことしているかは定期的にチェックしてパクれるものはパクる姿勢でやってました。

ちなみにTTPはトリンプの元社長である吉越さんの言葉で、他社のいいところを徹底的にパクるということからきているらしいです。

systemincome.com

TTPの姿勢は何かしらビジネスを考えたり改善する時にかなり意識しています。

 

最後に

いま思えば遠回りだったこともあるし、やっておいてよかったと言えることもたくさんあります。ビジネスを成功させる上で大事だなと思ってることの一つは、成功するまで死なずに継続することだと思っています。新規事業立ち上げるときも退路を断つなんて考えずに、リスクを最小限に失敗しても死なない範囲で色々チャレンジするのがよいと思っています。

起業しようと考えてる人も、いきなり退路を断ってリスク取らずに失敗しないように運営するって観点も持ってもらえればと思います。